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金融システム改革法が制定され,金融市場への規制が強化された。
B:金融機関の破綻に備えて,預金が全額保護されることとなった。
C:銀行の貸し出しを促進するため,バーゼル( Basel)合意に基づく政策(BIS規制)が実施された。
D:銀行の連鎖的破綻を防止するため,すペての銀行に公的資金が注入された。
貯蓄は,金融機関や株式市場などを通じて企業に出資されたり貸し出しされたりし,投資に使われる。
B:高齢化が進展し,貯蓄を取り崩す高齢者が増加すると,家計貯蓄率が低下する要因となる。
C:日本では,金融の自由化が進んだこともあり,預金金利や貸出金利は自由化されている。
D:日本では,銀行が破綻した場合に,日本銀行が預金者に一定額の払戻しを行う制度がある。
1998 年に金融以外の分野に先んじて,金融持株会社の設立が認可された。
B:銀行間の競争を促進させるため,預金者保護をになう預金保険機構は民間金融機関の出資で設立された。
C:金融のグローバル化を生き抜くための経営の強化,多角化が促進され,金融機関はメガバンクと呼ばれる金融持株会社に再編され,現在3 大メガバンク体制になっている。
D:銀行間競争による銀行破綻問題を処理するための預金保険制度にペイオフ制度があるが,現在までペイオフは実施されていない。
預金金利規制が撤廃され,預金金利に銀行間格差が生じるようになった。
B:銀行と証券の間で,相互の乗り入れが可能になった。
C:日本の金融機関との提携を通じて,外資系金融機関が国内市場に参入するようになった。
D:銀行の役割が増大し,直接金融から間接金融へのシフトが進展した。
日本銀行が誘導目標として設定している政策金利は,公定歩合と呼ばれている。
B:預金している金融機関が破綻したとき,預金者は預金準備率操作によって預金の一部を失う可能性がある。
C:日本政策投資銀行は,国庫金の出納などを主な業務とする政府の銀行である。
D:金融ビッグバン以後,銀行·証券·信託などの業務の相互参入が認められ,外国為替業務の自由化も行われている。
銀行と証券の間で,相互の乗り入れが可能になった。
B:預金金利規制が撤廃され,預金金利に銀行間格差が生じるようになった。
C:銀行の役割が増大し,間接金融から直接金融へのシフトが進展した。
D:日本の金融機関との提携を通じて,外資系金融機関が国内市場に参入するようになった。
銀行が資金を貸すときの金利と預金に対する金利は,期間が同じならば同一である。
B:日本銀行は国の中央銀行であり,ただ1つの発券銀行である。
C:銀行の破たんを防ぐため,銀行間の競争は独占禁止法によって禁じられている。
D:民間の金融機関は,景気の動きを安定させるために通貨の流通量を調節している。
日本では,銀行業務と証券業務を兼業することを従来から禁止されており,このことは金融自由化によっても見直しの対象とはされていない。
B:日本では,金融自由化による銀行間の過当競争を抑えようというねらいから,金融監督庁の設置を始めとして,大蔵省の権限の強化を図られた。
C:日本では,金融機関を通じて間接金融よりも証券市場を通じた直接金融があまりに肥大化しているという,日本の金融の偏ったあり方を是正することが,金融自由化の目標の一つとなっている。
D:日本では,従来各種の預金金利に対して政府の強い規制が働いていたが,金融自由化によって,個々の銀行は預金金利の設定に大幅な自由が認められることになった。
日本銀行は「最後の貸し手」として,信用秩序の維持のために,資金繰りが困難な金融機関に資金供給を行う。
B:日本銀行は「政府の銀行」として,政府が行う業務を代行して,国庫金の出納や国債に関する事務を行う。
C:日本銀行は,金融政策決定会合を開催して金融政策の基本方針を決める。
D:日本銀行は,紙幣と硬貨を発行する。
経営危機に陥った金融機関を救済するために,金融当局が各金融機関の個別の状況に照らして,柔軟で裁量的な指導を行うこと。
B:預金者や投資家が正確な判断を行えるように・金融当局が各金融機関の情報開示の状況を調査すること。
C:取引ルールの遵守状況をチェックするために,金融当局が各金融機関の検査を行うこと。
D:不正な株価操作などを防止するために,金融当局が証券市場の監視を行うこと。
唯一の発券銀行であり,民間の金融機関に資金を供給する「銀行の銀行」である。
B:政府活動に伴って生じる国庫金の出し入れや管理については関与しない。
C:国内経済が過熱局面のとき,預金準備率を引き上げ,民間の金融機関の支払準備金を増やすことに
D:国内経済が停滞局面のとき,国債を購入し,市場に資金を供給することによって,金融を緩和させる。
不良債権とは,回収が不能または回収が困難になってしまった債権をいい,わが国政府の発行した国債もこれに含まれる。
B:不良債権は,回収に成功すれば利益になるので,額面の金額よりも高く買う企業が多い。
C:金融機関の不良債権を買い取る機関として金融庁が設立された。
D:金融機関の多額の不良債権は,バブル崩壊によって,担保にしていた不動産や株式の価値が著しく低下したために発生した。
それまで横並びであった銀行の預金金利が, そ れぞれの銀行で自由に設定できるようになった。
B:日本版金融ビッグバンによっ二, 銀行,証券会社,保険会社の業務範囲に関して自由化が進められた。
C:ある一定の大きさの資本を持つ企業であれば,銀行が行っている預金業務を自由に行えるようになった。
D:從来,特定の銀行にしか認められていなかった外国為替の取引業務を一般企業が行えるようになった。
日本の金融機関との提携を通じて,外資系金融機関が国内市場に参入するようになった。
B:預金保険機構が設立され,不況の下で銀行から資金を借り入れることができない企業に対して,一時的な融資が行われるようになった。
C:日本銀行の政府からの独立性を高めるために,その最高意思決定機関である政策委員会に,政府代表委員の参加が認められるようになった。
D:外国為替管理法が改正され,デパートも外貨の両替業務に参入できるようになった。
金融機関を通して,貸し手と借り手の間で資金の貸し借りをするしくみを直接金融という。
B:一般の銀行は家計や企業からお金を預金として預かり,家計や企業に貸し付けを行う。
C:日本銀行は,増税や減税など財政の活動を通じて景気を調節する政策を行う。
D:日本銀行は,不景気(不況)のとき,家計に対して直接貸し付けを行う。
土地取引が過熱化したにも関わらず,日本銀行の金融引き締め政策が遅れ,地価高騰に拍車をかけた。
B:企業は莫大な投資に要する資金をまかなうため株式を積極的に発行していたが,それが結果的に過剰になり,その後に株価が急落する一因となった。
C:企業は資本市場における資金調達が容易になったので,銀行から資金を調達する直接金融に対する依存を弱めた。
D:当時は低金利の状態にあり,預金金利に満足しない企業や個人も株・土地の投機に関与するようになり,「財テク」という言葉が流行した。
E:株・土地という資産の価格が急騰したことに伴い,消費熱が高まり,消費者物価も全般的に高騰した。