一人の子どもの話です。 仕事で疲れ切って、家ではごろごろしてテレビばかりを見ている父親はあまり存在感がない、まるで透明人間みたいだ、という子の文章がありました。 (6)これではいけない。子どもたちに、父親が働いている姿を見せたらどうか。そういう意見もあって、ある母親は子どもを連れて、父親が働く工場へ行くのです。 その子が参観の記を書きました。 「友だちのお父さんが、どこかの課長さんだとか、放送局に勤めているとかいう時、私はいつも黙っていました。『わたしのお父さんはエ場のコックさんだ」というのが、なんだか(7)恥ずかしくてならなかったのです。でも、わたしは、今日からそれが( 8 )言えるような気がします」 その子は初めて、白いコック帽をかぶった父親の働いている姿を見ます。野菜サラダを作っている。ぴっくりするほど早い手つきでてきぱきと(麻利)仕事を進んている。 「今まで、あんなお父さんを見たことがありませんでした。何か(9)よその人のような気がするくらいでした。でも、やっぱりわたしのお父さんでした。お父さんは、恥ずかしそうな顔などちっともしていません。わたしだけが、なんで恥ずかしがっていたのかと思うと、なんか(10)わるいことをしていたような気がしました」(9)「よその人のような気がするくらいでした」とあるが、それはなぜか。
选项:
A:家で何もしない父親が生さ生きと仕事をしていたから
B:子どもが来たのに父親が無視して仕事をしていたから
C:父親が会社の課長か放送局の人間のように見えたから
D:父親に白いコック帽があまリ似合っていなかったから
发布时间:2024-03-26 01:08:03