ついこの前、近くのお店に買い物に行った時のこと。私がお店を出ようとすると、前に電動三輪車に乗ったおじいさんがいた。私は急いでいたので、そのおじいさんを追い越して、先に自動ドアの前に立った。ドアが開くと、①「ありがとう」という声が聞こえた。驚いて振り返ると、うれしそうに笑顔でお礼を言うおじいさんがいた。あっと思った私は、おじいさんが通り過ぎるのを待った。私は②おじいさんに、とても申し訳ない気がした。お礼を言われるまで、おじいさんにとって自動ドアを通ることが大変だなんて、少しも気付かなかった。結果として親切な行動となったが、それは偶然のことで、親切な気持ちではなかったのだから。私には何ともないことでも、苦労する人がいるのだと、実感した出来事だった。 その人の立場にならなければ、なかなか分からないことだけれど、今度こんな状況に出合ったら、すぐに気が付くようにしたい。そして、今度はお礼を言われても、それにこたえられるような、気持ちからの行動にしたい。 (2001年1月4日付朝日新聞による)【問】おじいさんはなぜ①「ありがとう」と言ったのか。
选项:
A:動かなくなった電動三輪車を押してくれると思ったから;
B:自分のために電動三輪車を運んでくれると思ったから;
C:C 自分に合わせてゆっくり歩いてくれたと思ったから;
D:自分のために自動ドアを開けてくれたと思ったから
发布时间:2024-03-26 01:22:51